クリスマスに オオカミは
この本について
オオカミは、クリスマスに
森の動物たちをまねいてごちそうしようと考えました。
でも、みんなきてくれるかな。
みんなを呼んで、パーティーをひらこう。だれも傷つけないメニューにしよう。ミミズク、ウサギ、イノオシシ、アナグマ、ハリネズミ……喜んでくれそうな料理をかんがえ、プレゼントも用意しました。
でも、みんなは遠くから見ているばかり……、でも、やがて声がひびきます。
「オオカミくん、ありがとう」
オオカミはつぶやきます。みんなきてくれた、ぼくへのプレゼントはそれだけでじゅうぶんだ。
人と手をたずさえることの厳しさと、難しさ、そして喜びを伝える、フランスの絵本作家ティエリー・デデューの世界。『雪ダルマはいきている』(ぷねうま舎、2021年1月刊)に続く、クリスマス絵本第2弾。
森の動物たちをまねいてごちそうしようと考えました。
でも、みんなきてくれるかな。
みんなを呼んで、パーティーをひらこう。だれも傷つけないメニューにしよう。ミミズク、ウサギ、イノオシシ、アナグマ、ハリネズミ……喜んでくれそうな料理をかんがえ、プレゼントも用意しました。
でも、みんなは遠くから見ているばかり……、でも、やがて声がひびきます。
「オオカミくん、ありがとう」
オオカミはつぶやきます。みんなきてくれた、ぼくへのプレゼントはそれだけでじゅうぶんだ。
人と手をたずさえることの厳しさと、難しさ、そして喜びを伝える、フランスの絵本作家ティエリー・デデューの世界。『雪ダルマはいきている』(ぷねうま舎、2021年1月刊)に続く、クリスマス絵本第2弾。

FROM THE BOOKSHELF
サンタの本棚からの一言
森の仲間をクリスマスに招こうとするオオカミは、誰も傷つけない料理を考え、贈り物まで用意します。それでも動物たちは遠くから見るばかりで、善意だけではすぐに警戒が消えないところを避けずに描く物語です。オオカミが相手ごとにどんな食事を選んだかを確かめると、「自分がしたいこと」ではなく「相手が安心できること」を考えた準備だと分かります。みんなが近づくまでに必要だったものは何か、来てくれたこと自体を贈り物と感じたのはなぜかを話してみると、交流の難しさと喜びを一緒に考えられます。にぎやかなパーティーの成功だけでなく、信頼が生まれるまでの距離を読む一冊です。