おもちゃびじゅつかんのクリスマス
この本について
ここはおもちゃのびじゅつかん。きょうはクリスマスイブです。よるになると、おもちゃたちはめをさまし、クリスマスツリーにむかってかけていきました。「きっとツリーのしたにプレゼントがあるよ!」ところが、がっかりしたことに、プレゼントはありません。でも、みんなのリーダー、としとったねこのぬいぐるみのバンドンは、いいことをおもいつきました。「クリスマスのプレゼントといえばおもちゃだ。われわれは、おたがいにおくりものになればよいのだ!」みんなはすっかりげんきになって、じゅんばんにとなりのおもちゃをきれいなかみでつつみはじめ…?夜の美術館を舞台に、おもちゃたちがのびのびと活躍する、楽しさいっぱいの絵本。5さい〜。

FROM THE BOOKSHELF
サンタの本棚からの一言
クリスマスイブの夜、おもちゃの美術館で目を覚ましたおもちゃたちは、ツリーの下に贈り物がないことに気づきます。そこで「自分たちがお互いへの贈り物になろう」と考え、隣のおもちゃを包み始めるところが、この物語の面白い転換です。誰かから届くのを待つのではなく、今ここにいる相手を喜ばせる方法を考えるため、贈る側と受け取る側を行き来して読めます。包まれるおもちゃはどんな気持ちか、選ぶ相手を替えたらどうなるかと話すと、出来事の先を想像できます。夜の美術館という舞台も含め、プレゼントの中身より「贈り合うこと」に焦点を当てたいときに開きたい一冊です。